設置環境に合った設定を行う
配布されているスクリプトを自分のサイトに組み込んでみたら、ちゃんと動作しないどころかサイト全体が真っ白になってなにも見えなくなってしまったという経験を持つ人は多いでしょう。こうしたエラーはなぜ起こり、どのようにすれば正常になるのでしょうか。
たとえば、スクリプトを配布しているサイトに書かれていた設定をそのままコピー&ペースとしている場合、それがエラーを引き起こしている原因かもしれません。というのは、多くのスクリプトには「設置するサイトのドメイン」「設定ファイルのパス」といった設定項目があり、サイトによって必ず変わってくるからです。設定例をコピーしてしまうと、「設置するサイトのドメイン」などがまったく違ってしまうのでエラーになってしまうわけです。したがって、必ず自分の環境に合った設定に書き換えるようにしましょう。
キャッシュフォルダのパーミッションに注意
ファイルのパーミッションの設定が違うというのもよくあるケースです。たとえば、スクリプトを動作させるときに使う「キャッシュフォルダ」のパーミッションは大抵777や707になります。この数字の意味を簡単に説明すると、「誰がスクリプトにアクセスした場合でも、フォルダにキャッシュファイルを保存できる」というものになります。
しかし、単純にキャッシュフォルダをサーバーにアップロードすると、「サーバーの管理者がスクリプトにアクセスした場合のみ、キャッシュファイルを保存できる」といったものになってしまい、一般の閲覧者がアクセスするとエラーを引き起こしてしまうのです。
コーディングとは、設計書を基にして、コンピュータのプログラムのもとになる文字列を書く事や、実際にホームページのファイルを作成する作業のことです。